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27. 帰ろう 福岡での暮らしは、ここまで。仕事は退職。学校は中途卒業?で、故郷へ直行。 捨てる覚悟で田舎を出て、大都会の福岡に移り住み、入学した憧れの学校は、 雑居ビルの一室。趣味を広げたいと、おやつを手にしてやってくる学生たち。 ほとんどが社会人。その程度の生徒がパラパラとしかいない現実。かなり落ち 込んだ。フォークシンガーを世に送り出していることで有名な喫茶店。行って みると、薄暗い地下の小さなお店。髪を胸まで伸ばした男たちが、うろうろし ている。緊張感も何も感じない。必死な想いで、歌わせて欲しいと申し出てオ ーディションを受けたけど「歌っていいよ」ってそれだけ。肩透かし。もちろ ん全て僕自身のせいなのだけど。所詮、田舎者だったんだね。 青年との出逢いに新たな夢を見つけ、すぐ行動に移ったのは、福岡での苛立ち が拍車をかけたのかもしれない。でも、その理由を探すまでもなく、僕を吹っ 飛ばす事件?だった。それまでの人生で一番のショックだった。僕は逆に命を 吹き返した気がしたんだ。
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