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20. 生きていたんだ 入学式。小学校時代の数人の友達と3年ぶりの再会。その中に、上舞隆夫とい う男がいた。奴の第一声。「おお、むたくん!にしゃあ、生きとったんない!」 (おぉ、むたくん、君は生きていたんだね)この男。なんとも変な奴。あの頃 からライバルで…。運動も勉強も、僕の次に(笑)そこそこできて…。目がと てもきれいな男で。虫が合わないって、このことかといつも、なんか気になる 奴。あの頃から真剣に僕の体のことを心配してくれていてね。どう言ったらい いのかな。理屈っぽくて、それでいて男臭さを持っていて、インテリで、ほん と、好かん奴で、好き?な奴だった。この妙な男が3年ぶりに心配そうに僕の 顔を覗き込む。「むたくん、ほんとうに大丈夫か…良かった」と握手を求めて くる。嬉しくてね、がっちりと握手。「おおっ、生きてて悪かったな!」
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